もっと休むに似ている
某日記別館(裏日記)。トンデモや時事に特化。
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前回のエントリ【事実は事実(たとえ都合が悪くても)】の続き。
【EM菌団子を投入しよう!!~日本橋川・神田川に清流をよみがえらせる~】
・・・を受け、EMが環境の浄化に役立つ可能性はそれほど大きくない。
それどころか、河川にとって汚染物質となる可能性まで報告されている。
比嘉氏やEM推進者は、科学的にどうであれ効果はあると主張するが
タイでの大規模な実験結果からも、それが事実でないのは明らかである。
そう述べてきました。
・・・が、個人的には、たった一つだけ。
EMによる確実な浄化効果が
期待できるものがあると考えてます。
【EM菌団子を投入しよう!!~日本橋川・神田川に清流をよみがえらせる~】
・・・を受け、EMが環境の浄化に役立つ可能性はそれほど大きくない。
それどころか、河川にとって汚染物質となる可能性まで報告されている。
比嘉氏やEM推進者は、科学的にどうであれ効果はあると主張するが
タイでの大規模な実験結果からも、それが事実でないのは明らかである。
そう述べてきました。
・・・が、個人的には、たった一つだけ。
EMによる確実な浄化効果が
期待できるものがあると考えてます。
つまりですね・・・・・・
EMは、トンデモないものを浄化していきました。 ・・・・・・あなたの心(理性)です。(cv.納谷悟朗) |
EM開発者である比嘉照夫氏のメンタリティのことは、以前書きました。
【ああEM 永久の楽園】
現場至上主義となった挙句、極端な結果(成果)第一主義に陥ってしまい、
昂じて、現場で役に立つか立たないかの二元論で物事を判断するようになり、
現場以外の学問や研究を極度に軽蔑するようになる過程が見て取れます。
そういう安易な二元論と学問の軽視の行き着く先も、以前に書きました。
【エフェクティブ・マイクロオーガニズム教団、略して・・・】
少なくとも、ここで書かれているような比嘉先生の理屈を信じるには、
正常な思考と、義務教育レベルの知識をも放棄する必要があります。
そして知性を放棄し、理性と思考を停止させたその行き着く先は、
「EMの思想からはずれるところは
断固として排除する」
(『地球を救う大変革③―世界に広がるEM技術―』 P.72)
・・・という、独善的排他的イデオロギー に他ありません。
【結論】
EMによる浄化作用に最も効果があるのは、人間の心(理性)です。
すなわち人間の、事実をありのままに受け止めようとする態度です。
事実を受け、可能な限り合理的、論理的に行動しようとする姿勢です。
人間がより良く、より正しく生きるのに必要な心の持ちようです。
EMは、これらを確実に、綺麗サッパリ浄化し尽くしてくれるでしょう。
浄化し尽くされた後に残されるのは、無防備で純粋無垢な裸の心だけ。
目の前の事実に目をつむり、物事を自身の快不快だけで取捨選択し、
感情の赴くままに突っ走る、まるで無邪気な子供のような・・・・・・
反面、騙したり操ったりするにはこれほど容易い人間もおりません。
金銭的な面からも。イデオロギー的な面からも。
自分に都合が良く、理屈が快ければ、批判なしに信じ込んでしまうので、
そりゃあ、ニセ科学の総合商社(幻影随想)にでもなろうというもの。
正直なところ、EM菌そのものによる
直接的な環境汚染なんぞより、
EMの効果を信じることによって生じる
心(理性)の浄化作用の方が、
遥かに危険であると考えております。
もっとも、この心(理性)の浄化作用っていうの、EMのみならず、
ニセ科学全般に対しても言えることだと考えておりますが。
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