もっと休むに似ている
某日記別館(裏日記)。トンデモや時事に特化。
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以下のエントリの続き。EM三部作完結編。
【事実は事実(たとえ都合が悪くても)】
【EMはトンデモないものを・・・】
当初の問題に戻りまして、以下のニュースに関して。
【EM菌団子を投入しよう!!~日本橋川・神田川に清流をよみがえらせる~】
区政(特に千代田区や中央区)がEMに侵食されるという深刻な事態です。
かなり前から、EM菌団子の投げ入れを行なってきているんですね。
【事実は事実(たとえ都合が悪くても)】
【EMはトンデモないものを・・・】
当初の問題に戻りまして、以下のニュースに関して。
【EM菌団子を投入しよう!!~日本橋川・神田川に清流をよみがえらせる~】
区政(特に千代田区や中央区)がEMに侵食されるという深刻な事態です。
かなり前から、EM菌団子の投げ入れを行なってきているんですね。
それら活動の中心となってるのは、地元住民による組織で構成される
『日本橋川・神田川に清流をよみがえらせる会』
目標と活動の中で、いきなりEMを用いる旨宣言しておりますし、
定期会報の創刊号から、いきなりEMの解説が為されておりますし、
完全に、最初からEM用いることを前提とした組織と言えます。
ちなみに組織の長は、富士見地区町会連合会会長の林勇さん。
それから、『名橋「日本橋」保存会』。
2005年第35回名橋「日本橋」を洗う会から、EM団子の投入を開始。
こちらの組織は、特にEMそのものを宣伝する意図はなさそうですが、
影響力は格段に大きいので、活動を通してEM広がりまくりです。
日本橋ロータリークラブに、日本橋東ロータリークラブに、
日本橋西ロータリークラブに、東京シティロータリークラブ。
地元の有力者を巻き込んで、EM拡大再生産されております。
てゆうか、EM菌団子合計12.000個も投げ込んでるんですか。
規模がデカイだけに影響も心配です。日本橋川、マジで大丈夫か?
これら両組織との協力関係を調べると、芋蔓式に出てくるわ出てくるわ。
・協同組合とか ⇒ 大阪市漁業協同組合。組合長の北村武氏は、
大阪湾再生市民サミットの実行委員長でもありますよどーん!
(ついでに、淀川や道頓堀川も凄いことになっておりました)
・学生とか ⇒ 日本橋学生工房(2006年12月12日参照)。
ちゃんとしたアドバイザーいるなら、この状況をどうにかせいと小一時間。
他にもこういうのとかあり、微笑ましいんだか悩ましいんだか、もはや失笑。
・企業とか ⇒ ㈱大塚商会創業者の大塚実氏(現・相談役名誉会長)。
完全にハマっておられる証拠に、㈱レックEM益子に出資(H17)してます。
つか、そもそも大塚商会本社ビルで「清流をよみがえらせる会」発足してる。
大塚商会としても(積極的ではないかもしれないが)好意的に紹介はしてます。
これら組織にEM菌団子を製造・提供しているのが、EM系市民団体。
埼玉県の、NPO戸田EMピープルネット。
そして、茨城県のNPO緑の会(元・EM緑の会)。
「地域づくり総務大臣賞」を受賞してます。って、ダメじゃん。
理事長の恒川敏江さんと、現・総理大臣とのツーショット写真あり。
そのNPO緑の会に資金援助し、NPO戸田ピープルネットとサミットを共催し、
上記の各組織に技術協力に後援に資金援助と、陰日向で支えているのが、
『NPO法人 地球環境・共生ネットワーク(Unet)』
その活動状況を見ると、日本中でEMの普及に思いっきり貢献してます。
発足は1998年1月。代表者は浜渕隆男氏(元・クイーンズ伊勢丹顧問)ですが、
上記プロフィールからも判る通り、元々この組織の会長は比嘉照夫氏その人。
実質的に、EM普及実行部隊の元締めと言っても過言でないと思います。
これらのことから分かるのは、EMの旺盛な繁殖力と地道な拡大の事実。
市民団体に、地域の組織に協同組合に、地元の学生に、地域の有力者。
そしてそれらを表から裏から援助するNPO法人に企業。そして行政へ。
人間と社会の善意を食い物に、着々と支持と知名度を広めつつあります。
EMネットワーク恐るべし!!
前回エントリ【EMはトンデモないものを・・・】でも述べてきましたが、
EMとその志向の拡大は、環境汚染のみならず、
理性の
EMの蔓延と共に、理性薄き人も蔓延することに。
【対策】
理性の浄化作用の方は、最終的に個人の問題に帰着します。
立ち直れるかどうかは本人次第ですが、手助けとなる活動は可能です。
これ以上、EMとその安直な思考に引っ掛かる人を増やさないためにも、
科学とリテラシーの啓蒙活動とEM批判は、個々に続けるべきだと思います。
行政や社会的責任のある企業などに対する方策としては、前提として
こういう【事実は事実(たとえ都合が悪くても)】など具体的事例を示し、
「EM=ニセ科学」であるのを理解してもらう必要があるのは勿論のこと。
ただ実際にこれやってた人もおられますが、どうも結果は芳しくないようで。
ということで、ちょっと目線を変えてみまして、
環境基本法、自然環境保全法などの法律、それが難しければ、
東京都自然保護条例(東京における自然の保護と回復に関する条例)など、
各地の自然保護条例に抵触する可能性など模索するのも手だと思います。
実際、どのくらい環境を浄化するか(てゆうか逆効果の可能性まである)、
その環境の生態系にどのような影響あるか、確認も検証もすることなく
EM菌団子を、ただひたすら大量にバラ撒いているのが現状でありますし。
(最低限の効果が科学的に確認されるまで、保全しておくべきだと思う)
また、以下のような行政が直接に関与する行為に関しては、
【日本橋川に「EM活性液」投入設備が完成】
千代田区の区有地提供行為が、科学的根拠のある適切なものかどうか、
オンブズマンなどに諮ってみるのも手段としてあると思います。
どうでもいいですが、上記ニュースの肝心の[5.効果測定]
これを U-net なんかに任せちゃダメじゃん。
【おまけ・・・というか、ついでに見つけたもの】
まぎらわしい名前を付けてんじゃないよ!(笑)
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