もっと休むに似ている
某日記別館(裏日記)。トンデモや時事に特化。
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音楽熟成協会なる組織が地元にございます。
母体となっているのは、 東京印刷という地元印刷会社。
そして、その背後にいるのが会長である七田式右脳教育の七田眞氏(1)。
その音楽熟成協会が、どんな主張をしておるのかといえば、
♪日本音楽熟成協会理事・杉原弘一郎(東京印刷株式会社 取締役社長)
曰く、
クラシック音楽(特にモーツァルト)の波動による右脳開発は
極めて集中力が増し、生産力向上、ミスの削減、人間力のレベルアップ、
ヒラメキ、イメージによるデザイン力の飛躍的アップ、
波動による受注増とその効果は想像を絶するものがあります。
♪日本音楽熟成協会会長・七田眞(しちだ・教育研究所会長)
曰く
学習に障害を持つ子は頭が悪いのではなく、耳が悪いのです。
耳こそ脳力の源泉なのです。 (←難聴の人のこと、考えたことあるのか?)
モーツァルトの曲は、人間によいばかりではありません。
人間が飼っている家畜に聴かせるとよいという話はよく知られています。
ニワトリに聴かせると、ニワトリ同士つつきあうけんかがなくなり、
卵の産出が倍になった、質もよくなったという話や、牛の乳が良質になり、
よく出るようになったという話は誰もが聞いている話だと思います。
酵母菌に聴かせると、植物の成長がよくなったという話もよく聴きます。
(中略)
お酒の醸造では必要な酵母菌を活性化するのでおいしくするとされています。
選曲が正しければ、新米作業員の作業レベルが、わずか数ヶ月間で
ベテランの域に達すると言われます。来客の多い店で
モーツァルトを流すと、集客率がよくなり、売上率が高まります。
モーツァルトの音楽には右脳の能力を開く力があって、それを流すと会社
全体にプラスの波動が広がり、会社をプラスの波動で覆っていきます。
するとどうなるでしょう。その最高のプラスの波動に合わせて、
会社全体にすばらしいことが次々に起こるようになります。
(中略)
モーツァルトの音楽を流すようになって (中略)
まず社員の欠勤が少なくなり、工場の事故が少なくなりました。
どういうわけか機械の故障も少なくなりました。
社員の仕事の効率がよくなり印刷ミスも少なくなりました。
デザイナーたちのデザインが褒められるようになって、
コンテストでもよく入賞するようになりました。
印刷の仕上がりがよいため注文も増えてきました。
また、どういうわけか、訪れる人が増えて、杉原社長の周りは
つねに多くの人が集まるようになったのです。杉原社長は
「これらの現象はすべて音楽のお陰だ。会社全体の波動が
プラスになり、すべての良きことを引きつけているのだ」
と結論付けました。
「モーツァルトを聴くとリラックスして(結果的に)健康になれる」
くらいならまだしも、
機械の故障が少なくなるだの、すべての良きことを引きつけるだの、
明らかに科学はおろか、もはや音楽すら関係ないことまで口走ってます。
あからさまにニセ科学 の匂いが漂ってくるのですが。
そしてその組織はと申しますと、会長に七田眞氏。
そして特別顧問に船井幸雄氏(2)。これでマトモな組織なわけがありません。
案の定、役員には名義貸しの地元政治家・著名人と共に、
七田式教育の関係者が多数、混じっております。
中には「?」な方もいらっしゃいますが(後述)。
(1)七田眞氏個人に関しては後日扱うとして、ここでは多くを語りません。
ただ、氏の著作は『トンデモ本の逆襲』でも採り上げられ(P.123)、
七田式右脳教育HPでは、右脳開発により以下の能力が身につくと
今でもマジメに言われていることのみ触れるに留めます。
> (4)ESPの能力(テレパシー、透視力、触知力、予知力など)
(2)斎藤貴雄氏曰く、「オカルトビジネスのドン」(『カルト資本主義』より)
母体となっているのは、 東京印刷という地元印刷会社。
そして、その背後にいるのが会長である七田式右脳教育の七田眞氏(1)。
その音楽熟成協会が、どんな主張をしておるのかといえば、
♪日本音楽熟成協会理事・杉原弘一郎(東京印刷株式会社 取締役社長)
曰く、
クラシック音楽(特にモーツァルト)の波動による右脳開発は
極めて集中力が増し、生産力向上、ミスの削減、人間力のレベルアップ、
ヒラメキ、イメージによるデザイン力の飛躍的アップ、
波動による受注増とその効果は想像を絶するものがあります。
♪日本音楽熟成協会会長・七田眞(しちだ・教育研究所会長)
曰く
学習に障害を持つ子は頭が悪いのではなく、耳が悪いのです。
耳こそ脳力の源泉なのです。 (←難聴の人のこと、考えたことあるのか?)
モーツァルトの曲は、人間によいばかりではありません。
人間が飼っている家畜に聴かせるとよいという話はよく知られています。
ニワトリに聴かせると、ニワトリ同士つつきあうけんかがなくなり、
卵の産出が倍になった、質もよくなったという話や、牛の乳が良質になり、
よく出るようになったという話は誰もが聞いている話だと思います。
酵母菌に聴かせると、植物の成長がよくなったという話もよく聴きます。
(中略)
お酒の醸造では必要な酵母菌を活性化するのでおいしくするとされています。
選曲が正しければ、新米作業員の作業レベルが、わずか数ヶ月間で
ベテランの域に達すると言われます。来客の多い店で
モーツァルトを流すと、集客率がよくなり、売上率が高まります。
モーツァルトの音楽には右脳の能力を開く力があって、それを流すと会社
全体にプラスの波動が広がり、会社をプラスの波動で覆っていきます。
するとどうなるでしょう。その最高のプラスの波動に合わせて、
会社全体にすばらしいことが次々に起こるようになります。
(中略)
モーツァルトの音楽を流すようになって (中略)
まず社員の欠勤が少なくなり、工場の事故が少なくなりました。
どういうわけか機械の故障も少なくなりました。
社員の仕事の効率がよくなり印刷ミスも少なくなりました。
デザイナーたちのデザインが褒められるようになって、
コンテストでもよく入賞するようになりました。
印刷の仕上がりがよいため注文も増えてきました。
また、どういうわけか、訪れる人が増えて、杉原社長の周りは
つねに多くの人が集まるようになったのです。杉原社長は
「これらの現象はすべて音楽のお陰だ。会社全体の波動が
プラスになり、すべての良きことを引きつけているのだ」
と結論付けました。
「モーツァルトを聴くとリラックスして(結果的に)健康になれる」
くらいならまだしも、
機械の故障が少なくなるだの、すべての良きことを引きつけるだの、
明らかに科学はおろか、もはや音楽すら関係ないことまで口走ってます。
あからさまにニセ科学 の匂いが漂ってくるのですが。
そしてその組織はと申しますと、会長に七田眞氏。
そして特別顧問に船井幸雄氏(2)。これでマトモな組織なわけがありません。
案の定、役員には名義貸しの地元政治家・著名人と共に、
七田式教育の関係者が多数、混じっております。
中には「?」な方もいらっしゃいますが(後述)。
(1)七田眞氏個人に関しては後日扱うとして、ここでは多くを語りません。
ただ、氏の著作は『トンデモ本の逆襲』でも採り上げられ(P.123)、
七田式右脳教育HPでは、右脳開発により以下の能力が身につくと
今でもマジメに言われていることのみ触れるに留めます。
> (4)ESPの能力(テレパシー、透視力、触知力、予知力など)
(2)斎藤貴雄氏曰く、「オカルトビジネスのドン」(『カルト資本主義』より)
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